「はい、手。
触れたいーーまつりに。」


照れ隠しに、鼻の頭を掻く仕草すら、懐かしい。

たった1日前のことが、こんなにも、懐かしいなんで。


差し出された手を、恐る恐る握った瞬間。
感じた温もり。



「え、ちゃんと繋げてる。

あの日をやり直すために?」

生きてる感触も、、

変わらない温もりも、、


今、目の前にいる音にーー濃く色づく夕闇。





「花火ーー約束した、花火見ようまつり」


ーー君トいる、2時間は、とても 暖かい ーー