なんとか起きれたものの、頭痛がする。
なんとか出勤して、自分のデスクで仕事をする。
「おはようございます。」とかそんな挨拶が聞こえても御構い無し。
「華草。来い。」と青木副社長に呼ばれ、社長室の前まで行く。
ノックをして入ると、奈川社長と新任の部長さんがいた。
「華草くん。新しい、部長の黄島くんだ。副部長として仲良くしてくれ。」と社長は言った。
私は、部長の方を向き、
「副部長の華草 由紀です。」と言う。
「ああ。黄島 響です。」と部長は言った。
部長の顔を見ると、慶に似ていた。
「あの...何か?」と聞かれて、
「何でもないです。部まで案内しますね。」私はそう言った。