頼んでいたビールが来て、口を付ける。
「ねぇ。ゆ〜き〜」と完全に酔っ払った真奈が近寄って来た。
「何?真奈」私が聞くと、
「聞いてよ!彼氏がね!」と酔った勢いで愚痴り始めた。真奈のお酒はドンドン進んでいる。
「でさぁ〜陽ちゃんがさ...」と真奈は話している。
愚痴から始まったのに、ただのノロケ話になっている。
「でね?真奈。可愛いよって言ってくれたんだよ!」真奈は私の肩をバシバシ叩く。
「真奈。痛い。」私の声は届かずに真奈は頰を赤らめて話している。
人の話を聞け!ついそう思った。