あの日消えた君を追いかけ

10分くらい泣き続けた部長は、元気を取り戻した。
「華草。兄さんに会わない?」部長は言った。
「慶に?もちろん!」私が言うと、
「明日。日曜日で会社、休みだろ?駅で10時に待ち合わせな。」と部長は言った。
「ん。了解。」私が言うと、
「それじゃ、そう言う事で…」と部長はサッサと戻って行った。
その時の、部長の辛そうな顔は私の脳裏に焼き付いた。
次の日、駅に行くと
「おい。華草。お待たせ。」と部長が来た。
「黄島。別にいいよ。」と私が言うと、
「んじゃ。行くか…」と部長に手を引かれ駅の中に入った。