次の日、会社に行くと女性社員達が部長を囲み
キャーキャー言っていた。
おい。仕事はどうした...
「ハァ〜お前ら!仕事しろ!」私は大声で言った。
「ヒッ」と社員達は仕事に戻って行った。
なぜか懐かしかった。
慶が転校してきた頃もそうだった。
「ありがとう。」そう言う部長につい慶を照らし合わせてしまう。
「いえいえ。」私は座って仕事を始めた。
「副部長。これ、お願いします!」と早速来たのは、高野さんだった。
「ん...ハァ。ここ、脱字。」私が指摘すると、
「チッ」と舌打ちをして戻って行く。
つくづく、懐かしいと思う。
まるで、あの頃だった。