それでも、真美は優しい。
こんな私と離れることはしなかった。

順調かと思ったけど、一人だけ気になる男がいた。

その男は学校ではかなり有名、顔がカッコいいと。

確かにカッコいいし、学校一だと思う。
だけど、真美と釣り合うかは…知らない。

なのに、真美ったら、その男を見つけると目を輝かせて今にもそっちに行ってしまいそうな勢いで。

慌てて腕を掴むとちょっとイライラした声で
「何?」
って一言。

いやいや、こっちが何だよ。
ダメだよ、変な男に捕まっては。

「真美、これあげる!私とお揃いだよ」

「わあ!ありがとう!これ、欲しかったの!」

可愛い推しのアイドルに貢ぐ感覚だった。笑顔、泣き顔、怒ってる顔、喜んでる顔、全てが見たくて。

それでも足りない。ずっとずっとそばにいてほしい。

…なのに、今日。

とうとう、あの男に捕まった。
私の真美が…。

許さない。絶対に絶対に渡さないんだから。


〜♩

【元気にしてる?】