【セナside】


初めて、あの子に会った日。
衝撃が走った。

何、この透明感。
天使なの?

みんな、噂してた。

今まで男にしか興味なかったのに、ついさっきまで連絡してた彼氏のことなんかどうでも良くなるくらい。

私は惹かれた、奥野真美に。

誰にも渡したくない。
そう思って、いち早く真美の元へ。

「こんにちは。私、佐藤セナです。…良かったら友達になりませんか?」

勇気を出して声をかけた私の勝ち。
あの時の自分を褒め称えたい。

「もちろんです。私は奥野真美です。これからよろしくね」

可愛い…。
笑顔がとっても可愛かった。


それかれどこにいても、私は真美の隣。
真美に話しかけてくる人がいたら、私が代わりに話す。

そんなことしてたら、誰も私たちに近寄る人はいなくなった。

修学旅行も体育祭も…人と関わるようなものは全て休ませた。

私と一緒に。
流石にこの時は真美は泣いてたし、私の親にも真美の親にも怒られた。