「てか、悠月。起きて」



冬馬くんが悠月の頭をファイルで叩く。



す、すごい音がした。



「いってぇ、んだよ」



「予想的中。
向こうは動き出しそうだよ」



「そうか。」



ん?なにが?



「幹部会始める。
補佐も全員呼んでこい」



「「「「了解」」」」



か、幹部会?



いて、いいのかな?



「いろ、俺の横にいろ。」



悠月は、鋭すぎる。



「うん、ありがとう。」






幹部補佐は3人入ってきた。



「うっす。」



虎徹。



「はじめまして廉(れん)って言います。」



廉くん。



「はーい!松宮です!」



松宮くん。



「名前で言え大吾(だいご)」



「ちょ!篤紀さーん!やめてください!
俺のその名前嫌いなんすから!」



楽しそう。



なか、いいんだな。



「あの、桃華さん。」



「ん?あ、えーと、廉くん!」



「え、あ、廉で大丈夫です。」



「あ、うん。じゃ、廉。
どうしたの?」