「東華様。」



「あぁ、気づいてる。」



「どう致しますか?」



「いつも通りに」



「はい。」



一ノ瀬 桃華を、離れてはや2週間。



学校にも行かず仕事をこなしている。



今現在、久々に妃瀬 東華の家へ
帰ろうと言う時に



付けられている。



後ろを見れば見覚えのある顔。



「ファルファーニファミリーの.....
名前は知らん。下っ端だろう」



「残党ですか?」



妃瀬 東華はこの2週間の間アメリカへ飛び
支部の敵であったファルファーニファミリー
を潰してきた。



その残党が残っているとはね。



「予定変更。
気付かないふりしてそのまま走らせろ。」



「はい」



たまには、遊ばないとね。



ガラス越しにビルを確認する。



1、2、3、



こんぐらいか。



めぼしいビルを覚え前を向く。



1はなし。



後ろを付けていた車が近づく。



2か。