偽りだらけの黒瀬くん

「そっか。黒瀬くん頭良かったんだね。じゃあ私帰るからそれ終わらせて帰ってね。

私怒られるのやだし」


黒瀬くんが先生から渡された課題を指さし図書室を出た



あの人…怖い


一瞬だけ見えた目は


光なんて映さない

増しては人の顔なんか見ないだろう


『ねぇ、君は今楽しい?』

こういった時の声が忘れられない



常に誰かを見下しているような


そんな声だ


「黒瀬 祐(たすく)……」