「え?」

「泉光の心をズタズタにした人達のリーダー。祐だった

悪気がないのは分かってる。でも…私も泉光がずっと元気なくて裏で泣いてるの知ってたから……

泉光……祐を忘れさせて……」


泉光は私に優しくキスをした


祐とは全然違う

祐のキスは優しいけど少し凶暴だ


何もかもが祐と違う


違和感がある


部屋も違う

祐じゃない

優しさも

声も

同じところを探してしまう


「天ちゃん……」


「いずみ……いずみ…いずみ」