告白は、奇跡的に向こうから。 信じられないと頷けないでいる私に、少し困ったように小首を傾げて。 「柏木さんのことしかみえないから」 と言われて、涙が零れた。 けれど、彼はとにかくフェミニストだ。 だから、モテてる。 その度に自分に自信がなくなって、下を向く事が多くなる。 今だって、沢山の綺麗な女子達に囲まれて笑ってる。 でも、私はそれに気付かないフリをして、窓の外を見ていた。