「……っ」
「そうだね、確かに俺はこの世界の真実を知りたいよ。エアがなぜ俺たちに魔法を与えたのかも、どうして雫と言う物を作り出したのかもね。しかし彼等、エアの末裔たちはこの世界を作り変える事も、破壊する事も可能な星の涙を持っている。それにエアの末裔たちはあのエアの血を引いていると言われている。そんなエアの末裔たちが、星の涙の力を使って悪事を働かないわけがない」
「……それは」
クラウン様の言う通り、確かに星の涙の力を使われてしまったら、この世界がどうなるのかは私たちでも分からない。
最悪、この世界が死ぬ可能性だってある。
そして星の涙は何でも願いを叶えてくれる宝石……。
エアの末裔たちが己の欲望のために星の涙を使って、この世界を支配してしまうかもしれないんだ。
「だからその芽が芽吹く前に潰す。そう言うことですかぃ?」
「その通りだよ、ガンマ。正直、彼らを殺すのは心が痛いよ。しかし君たちの未来の為には、これは致し方のないことなんだ」
「クラウン様……」
クラウン様は私たちの未来を思って、自分の手を血で汚そうとしてくれている。
本当ならそんな事しないで欲しいと言いたかった。
でも……言う事が出来なかった。
エアの末裔に会えば、クラウン様が求め続けた答えが見つかる。
星の涙をようやく手にする事が出来る。
だったら私は――
「例えそうなったとしても、そんなの間違ってる!!」
「――っ!」
私の耳にアルファの怒声が届いた。
アルファはクラウン様の手を跳ね除けると、そのままクラウン様の胸元の服を力強く掴んだ。
「ちょっ! アルファ何を!」
「ベータは黙ってろ!」
アルファにキツく睨みつけられた時、その威圧によって私は何も言えなくなってしまった。
そしてガンマへと目を移すがガンマも止める気がないのか、ただ頭を左右に振っただけだった。
「なあ……クラウン様。あなたが今まで雫の研究をし続けてきたのは、全部ブラッドさんの体を直してあげたかったからなんだろ?! そのためにエアの末裔に、魔法や雫について聞こうとしていたんじゃないか! 子供の体の中で暴走している魔力を鎮める魔法、雫の形状や性質を知ることによって、ブラッドさんの雫では抱えきれない魔力を外へ逃してあげる方法、全部大切な甥のためにやって来たことだろ?! それなのに……こんな事したって、ブラッドさんは喜ばない……クロードさんやフィエリアさん。セシルさんだって……」
アルファはクラウン様から手を放すと視線を地面に投げた。
そんなアルファの姿をクラウン様はとても辛そうに表情を歪めると、アルファの頭をそっと撫でてあげた。
「アルファ。確かに君の言う通りこんな事したって、ブラッド君やセシルちゃんは喜ばない。きっと悲しい顔をさせてしまと思う。でもこれはブラッド君とセシルちゃんの未来を守るための決断でもあるんだ。だから、アルファ。俺は君に約束をする」
「そうだね、確かに俺はこの世界の真実を知りたいよ。エアがなぜ俺たちに魔法を与えたのかも、どうして雫と言う物を作り出したのかもね。しかし彼等、エアの末裔たちはこの世界を作り変える事も、破壊する事も可能な星の涙を持っている。それにエアの末裔たちはあのエアの血を引いていると言われている。そんなエアの末裔たちが、星の涙の力を使って悪事を働かないわけがない」
「……それは」
クラウン様の言う通り、確かに星の涙の力を使われてしまったら、この世界がどうなるのかは私たちでも分からない。
最悪、この世界が死ぬ可能性だってある。
そして星の涙は何でも願いを叶えてくれる宝石……。
エアの末裔たちが己の欲望のために星の涙を使って、この世界を支配してしまうかもしれないんだ。
「だからその芽が芽吹く前に潰す。そう言うことですかぃ?」
「その通りだよ、ガンマ。正直、彼らを殺すのは心が痛いよ。しかし君たちの未来の為には、これは致し方のないことなんだ」
「クラウン様……」
クラウン様は私たちの未来を思って、自分の手を血で汚そうとしてくれている。
本当ならそんな事しないで欲しいと言いたかった。
でも……言う事が出来なかった。
エアの末裔に会えば、クラウン様が求め続けた答えが見つかる。
星の涙をようやく手にする事が出来る。
だったら私は――
「例えそうなったとしても、そんなの間違ってる!!」
「――っ!」
私の耳にアルファの怒声が届いた。
アルファはクラウン様の手を跳ね除けると、そのままクラウン様の胸元の服を力強く掴んだ。
「ちょっ! アルファ何を!」
「ベータは黙ってろ!」
アルファにキツく睨みつけられた時、その威圧によって私は何も言えなくなってしまった。
そしてガンマへと目を移すがガンマも止める気がないのか、ただ頭を左右に振っただけだった。
「なあ……クラウン様。あなたが今まで雫の研究をし続けてきたのは、全部ブラッドさんの体を直してあげたかったからなんだろ?! そのためにエアの末裔に、魔法や雫について聞こうとしていたんじゃないか! 子供の体の中で暴走している魔力を鎮める魔法、雫の形状や性質を知ることによって、ブラッドさんの雫では抱えきれない魔力を外へ逃してあげる方法、全部大切な甥のためにやって来たことだろ?! それなのに……こんな事したって、ブラッドさんは喜ばない……クロードさんやフィエリアさん。セシルさんだって……」
アルファはクラウン様から手を放すと視線を地面に投げた。
そんなアルファの姿をクラウン様はとても辛そうに表情を歪めると、アルファの頭をそっと撫でてあげた。
「アルファ。確かに君の言う通りこんな事したって、ブラッド君やセシルちゃんは喜ばない。きっと悲しい顔をさせてしまと思う。でもこれはブラッド君とセシルちゃんの未来を守るための決断でもあるんだ。だから、アルファ。俺は君に約束をする」



