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それから私たちはクラウン様を先頭に、東の果に向かって歩き続けた。
クラウン様は一体どこで、エアの末裔たちが東の果てに住んでいると知ったのだろうか?
それにあの日は雨が降っていたにも関わらず、いきなりイメチェン? なんかして帰って来た。
そしてあの日を境に、クラウン様は今まで自分では出来ていなかった事が突然出来るようになった。
朝は私たちよりも早く起きていて、宿を出る時の準備はいつも私がしていたと言うのに、【もう荷造りは済んでいるよ】と言って、私たち三人分の荷造りも済ませてしまっていた。
さすがのその行動に私たち三人は目を疑った。
そしてこう思った。
「今私たちの目の前に居るのは、本当にクラウン様なの?」
と――
しかしイメチェンをして雰囲気がガラッと変わったからと言っても、クラウン様が私たちの父親だという事に変わりはない。
クラウン様が自分から進んで変わっていってくれるなら、私たちとしては安心出来るものだ。
そしてようやくエアの末裔たちが住んでいる小さな集落を見つけ出した時、私たちはクラウン様から言い渡された言葉に目を丸くした。
「エアの末裔を全員殺す?!」
「ああ、そうだよ」
その言葉に私たちは絶句した。
クラウン様は確かエアの末裔たちと話をするためにここへやって来たはずだった。
それはこの世界どうして出来上がったのか、エアとトートが与えた【魔法】とは何なのか、そして雫とは何なのか、それを知るためにクラウン様はずっと研究をし続けてきたはずだった。
それだと言うのに……いったいどうして?
「……それ、本気で言ってんの? もし本気で言っているんだったら、理由を聞かせろよ」
アルファは怒りで体を震わせながら、両拳に力を込めるとクラウン様に問いかける。
そんなアルファの様子を私とガンマは横目で伺った。
「あなたはずっと、この世界の真実が知りたいと言っていた。魔法とは何か、雫とは何なのか、それらの応えを求めて僕たちはここへ来たはずだ。それなのに……もし、本気でそう言っているんだったら、僕は本気であなたを殴りますよ」
そう言ってアルファは力の込められた右拳を振り上げる。
そんなアルファの姿にクラウン様は苦笑すると、アルファの拳の上に自分の左手のひらを置いた。
それから私たちはクラウン様を先頭に、東の果に向かって歩き続けた。
クラウン様は一体どこで、エアの末裔たちが東の果てに住んでいると知ったのだろうか?
それにあの日は雨が降っていたにも関わらず、いきなりイメチェン? なんかして帰って来た。
そしてあの日を境に、クラウン様は今まで自分では出来ていなかった事が突然出来るようになった。
朝は私たちよりも早く起きていて、宿を出る時の準備はいつも私がしていたと言うのに、【もう荷造りは済んでいるよ】と言って、私たち三人分の荷造りも済ませてしまっていた。
さすがのその行動に私たち三人は目を疑った。
そしてこう思った。
「今私たちの目の前に居るのは、本当にクラウン様なの?」
と――
しかしイメチェンをして雰囲気がガラッと変わったからと言っても、クラウン様が私たちの父親だという事に変わりはない。
クラウン様が自分から進んで変わっていってくれるなら、私たちとしては安心出来るものだ。
そしてようやくエアの末裔たちが住んでいる小さな集落を見つけ出した時、私たちはクラウン様から言い渡された言葉に目を丸くした。
「エアの末裔を全員殺す?!」
「ああ、そうだよ」
その言葉に私たちは絶句した。
クラウン様は確かエアの末裔たちと話をするためにここへやって来たはずだった。
それはこの世界どうして出来上がったのか、エアとトートが与えた【魔法】とは何なのか、そして雫とは何なのか、それを知るためにクラウン様はずっと研究をし続けてきたはずだった。
それだと言うのに……いったいどうして?
「……それ、本気で言ってんの? もし本気で言っているんだったら、理由を聞かせろよ」
アルファは怒りで体を震わせながら、両拳に力を込めるとクラウン様に問いかける。
そんなアルファの様子を私とガンマは横目で伺った。
「あなたはずっと、この世界の真実が知りたいと言っていた。魔法とは何か、雫とは何なのか、それらの応えを求めて僕たちはここへ来たはずだ。それなのに……もし、本気でそう言っているんだったら、僕は本気であなたを殴りますよ」
そう言ってアルファは力の込められた右拳を振り上げる。
そんなアルファの姿にクラウン様は苦笑すると、アルファの拳の上に自分の左手のひらを置いた。



