右目に魔力を注いだ時、それに反応するかのように右目は青白い炎をまとった。
それを見たクラウンは更に表情を歪める。
「この右目の魔力のおかげで、俺は強くなる事が出来た。体も丈夫になったし、魔力が体の中で暴走することもなくなった。だから俺はお前自らが与えたこの右目を使って、お前を殺してオフィーリアと未来へ行く!」
エアの願いを叶えるつもりはない。
でもオフィーリアの未来のために、俺がこの世界のトトになる。
オフィーリアと一緒に未来を作るためにも。
右目を通して魔剣アムールに魔力を注いだ時、アムールの刀身もまた青白い輝きを放った。
『この魔力は……まさかトトの……』
俺は目を閉じて詠唱を始める。
「青の精霊よ、炎の精霊よ、汝たちの力を我が魔剣アムールに集め、一つの希望の剣へと変わりたまえ」
詠唱によってアムールの周りに精霊たちが集まると、刀身に青白い炎をまとわせる。
そして俺の周りに七色のオーブたちが飛び交う。
「っ! あのオーブたちは!」
魔剣アムールを振り上げた俺は、その刀身をクラウン目掛けて勢い良く振り下ろす。
「青の炎剣!!」
青の炎剣によって降り注がれていた新月の剣は全て消滅し、クラウンは青の炎剣を防ぐため目の前に黒い守りを張った。
しかし黒い守りは青の炎剣を防ぎ切れず粉々に砕け散った。
「くっそぉぉぉぉ!!!」
青白い炎の中にクラウンの姿が消えた時、その拍子に手の中から星の涙の欠片が溢れ落ちたのが見えた。
『ブラッド!』
「ああ!」
俺は落下していく欠片に向かって飛んでいき手を伸ばす。
「これで……オフィーリアを!」
――助けられる。
そう思った時、俺の手の中に落ちて来るはずだった星の涙の欠片が姿を消した。
「なっ!」
すると俺たちの前にクリエイトが姿を現す。
それを見たクラウンは更に表情を歪める。
「この右目の魔力のおかげで、俺は強くなる事が出来た。体も丈夫になったし、魔力が体の中で暴走することもなくなった。だから俺はお前自らが与えたこの右目を使って、お前を殺してオフィーリアと未来へ行く!」
エアの願いを叶えるつもりはない。
でもオフィーリアの未来のために、俺がこの世界のトトになる。
オフィーリアと一緒に未来を作るためにも。
右目を通して魔剣アムールに魔力を注いだ時、アムールの刀身もまた青白い輝きを放った。
『この魔力は……まさかトトの……』
俺は目を閉じて詠唱を始める。
「青の精霊よ、炎の精霊よ、汝たちの力を我が魔剣アムールに集め、一つの希望の剣へと変わりたまえ」
詠唱によってアムールの周りに精霊たちが集まると、刀身に青白い炎をまとわせる。
そして俺の周りに七色のオーブたちが飛び交う。
「っ! あのオーブたちは!」
魔剣アムールを振り上げた俺は、その刀身をクラウン目掛けて勢い良く振り下ろす。
「青の炎剣!!」
青の炎剣によって降り注がれていた新月の剣は全て消滅し、クラウンは青の炎剣を防ぐため目の前に黒い守りを張った。
しかし黒い守りは青の炎剣を防ぎ切れず粉々に砕け散った。
「くっそぉぉぉぉ!!!」
青白い炎の中にクラウンの姿が消えた時、その拍子に手の中から星の涙の欠片が溢れ落ちたのが見えた。
『ブラッド!』
「ああ!」
俺は落下していく欠片に向かって飛んでいき手を伸ばす。
「これで……オフィーリアを!」
――助けられる。
そう思った時、俺の手の中に落ちて来るはずだった星の涙の欠片が姿を消した。
「なっ!」
すると俺たちの前にクリエイトが姿を現す。



