「ま、けん……?」
そう小さく呟いた時、黒い魔剣は私の側まで飛んでくる。
その姿に私は警戒しながら後ろへと下がった。
『怖がらないで……私は……止めに来た……だけ』
止めに来た? 止めに来たって一体何を?
「あ、あなたは一体誰なんですか?」
私がそう尋ねた時、黒い剣は動きを止めた。
そして刀身を紫色に輝かせると、黒い剣は一人の人間の姿へと変わった。
髪の色はラベンダー色で、右顔は前髪で隠れている。
スピネル色の瞳の中に私の姿が映り、目の前に居る彼女は口を開いた。
「私は……クリエイト」
「クリエイトって……あなたはまさか!」
魔剣クリエイト――エアが選んだ守護者の内の一人。
闇国と呼ばれた国の出身で、守護者の中でも特に不思議な力を持っていた人だって、前にレーツェルから聞いた事があった。
そんな彼女がどうしてこんなところに居るの?
魔剣クリエイトが目覚めていた何て話しはレーツェルからもブラッドからも聞いていない。
もしかして目が覚めてからずっと一人でいたのだろうか?
「クリエイト。あなたはブラッドとここへ一緒に来たのですか?」
その言葉にクリエイトは頭を左右に振った。そして――
「私の主は……クラウン」
その名前を彼女の口から聞いた時、私の体に鳥肌が立った。
さっきの事が脳裏を過ぎって、徐々に心拍数が上がっていく。
嫌な汗が頬を伝って床に落ちた時、私はクリエイトから目を逸した。
「その反応……彼によって……嫌なトラウマでも……出来たの?」
「そ、れは……! そんなことより、なぜエアの守護者であるあなたが、あんな人のところに居るんですか!? あの男は自分の願いを叶えるために、この世界のトトになろうとしているんですよ!」
どうして彼女がクラウンのところに居るの?
まさかクラウンに脅されて……?
それともクリエイト自身がクラウンを主に選んだと言うの?
「クラウンは……エアの願いを叶えてくれる……存在。だから……あなたは……ここに居てくれなくちゃ……困るの」
「っ!」
その言葉を聞いてクリエイトがクラウンの事を、自分の主として認めている事が分かった。
クラウンがエアの願いを叶えてくれる存在。
エアが星の涙に願った【この世界のトトを探してほしい】と言う願いを、クラウンが叶えてくれるって……。
そう小さく呟いた時、黒い魔剣は私の側まで飛んでくる。
その姿に私は警戒しながら後ろへと下がった。
『怖がらないで……私は……止めに来た……だけ』
止めに来た? 止めに来たって一体何を?
「あ、あなたは一体誰なんですか?」
私がそう尋ねた時、黒い剣は動きを止めた。
そして刀身を紫色に輝かせると、黒い剣は一人の人間の姿へと変わった。
髪の色はラベンダー色で、右顔は前髪で隠れている。
スピネル色の瞳の中に私の姿が映り、目の前に居る彼女は口を開いた。
「私は……クリエイト」
「クリエイトって……あなたはまさか!」
魔剣クリエイト――エアが選んだ守護者の内の一人。
闇国と呼ばれた国の出身で、守護者の中でも特に不思議な力を持っていた人だって、前にレーツェルから聞いた事があった。
そんな彼女がどうしてこんなところに居るの?
魔剣クリエイトが目覚めていた何て話しはレーツェルからもブラッドからも聞いていない。
もしかして目が覚めてからずっと一人でいたのだろうか?
「クリエイト。あなたはブラッドとここへ一緒に来たのですか?」
その言葉にクリエイトは頭を左右に振った。そして――
「私の主は……クラウン」
その名前を彼女の口から聞いた時、私の体に鳥肌が立った。
さっきの事が脳裏を過ぎって、徐々に心拍数が上がっていく。
嫌な汗が頬を伝って床に落ちた時、私はクリエイトから目を逸した。
「その反応……彼によって……嫌なトラウマでも……出来たの?」
「そ、れは……! そんなことより、なぜエアの守護者であるあなたが、あんな人のところに居るんですか!? あの男は自分の願いを叶えるために、この世界のトトになろうとしているんですよ!」
どうして彼女がクラウンのところに居るの?
まさかクラウンに脅されて……?
それともクリエイト自身がクラウンを主に選んだと言うの?
「クラウンは……エアの願いを叶えてくれる……存在。だから……あなたは……ここに居てくれなくちゃ……困るの」
「っ!」
その言葉を聞いてクリエイトがクラウンの事を、自分の主として認めている事が分かった。
クラウンがエアの願いを叶えてくれる存在。
エアが星の涙に願った【この世界のトトを探してほしい】と言う願いを、クラウンが叶えてくれるって……。



