「水城さん、ごちそうさまでした。今夜のお料理、どれもすごく美味しかったです」
パリメラで演奏者として迎えてくれる。このことだけで今は胸がいっぱいだった。美味しい料理でお腹も満たされ、ナプキンで口元を拭う。
「君にそう言ってもらえてよかった。あのさ、もうひとつだけ、大事な話があるんだ。聞いてもらえるか?」
「話……?」
食事を終えて他愛のない会話がちょうど途切れたとき、水城さんが真面目な顔つきになり、改まった。その表情を見ると、これが本題と言わんばかりの空気が漂う。
「本当はいつ言おうか、食事中ずっとそのことばかり考えてしまって……はぁ、情けないな」
「水城さん?」
綺麗に片付けられたテーブルには真っ白なクロス。その中央に、そっと水城さんが小さな箱を置いた。
「開けてみてくれ」
なんだろう? まさか、これって……嘘! 指輪、とか?
ひと目見ただけでもアクセサリーなどが入っていそうな箱だとわかる。
でも、変に期待して実は全然見当違いなものだったら恥ずかしいし……。
ドキドキと波打つ胸を抑えながら、十字にかけられたリボンを丁寧にとって、開けてみる。
「わぁ……」
白銀の光りを四方八方に放ちながら、小さなダイヤが覗く。シンプルなデザインで、それは傷ひとつない、純潔の指輪だった。
パリメラで演奏者として迎えてくれる。このことだけで今は胸がいっぱいだった。美味しい料理でお腹も満たされ、ナプキンで口元を拭う。
「君にそう言ってもらえてよかった。あのさ、もうひとつだけ、大事な話があるんだ。聞いてもらえるか?」
「話……?」
食事を終えて他愛のない会話がちょうど途切れたとき、水城さんが真面目な顔つきになり、改まった。その表情を見ると、これが本題と言わんばかりの空気が漂う。
「本当はいつ言おうか、食事中ずっとそのことばかり考えてしまって……はぁ、情けないな」
「水城さん?」
綺麗に片付けられたテーブルには真っ白なクロス。その中央に、そっと水城さんが小さな箱を置いた。
「開けてみてくれ」
なんだろう? まさか、これって……嘘! 指輪、とか?
ひと目見ただけでもアクセサリーなどが入っていそうな箱だとわかる。
でも、変に期待して実は全然見当違いなものだったら恥ずかしいし……。
ドキドキと波打つ胸を抑えながら、十字にかけられたリボンを丁寧にとって、開けてみる。
「わぁ……」
白銀の光りを四方八方に放ちながら、小さなダイヤが覗く。シンプルなデザインで、それは傷ひとつない、純潔の指輪だった。



