「わぁ、どれも秋冬感があって美味しそう!」
品書きの紙を見ながら、胸を弾ませていると早速前菜が運ばれてきた。
周りには店のスタッフ意外誰もいない。まるで、ふたりだけの世界だった。
こうして、水城さんと何度か食事をしてきたけれど、彼と一緒に食べると一層美味しく感じることができる。
「そういえば、さっきプレゼンの採用結果は水城さんの中で出てるんだろうって、父が言ってましたけど、あれって……」
水城さんと父の会話に割って入ることができなくて、聞いていることしかできなかったけれど、私の“もしかして?”の予感が当たって欲しいと願いながら彼に尋ねる。
「ああ、本当に有坂社長には申し訳ないけれど、俺は今回川野君の会社の案を採用しようと思う」
「ほんとですか!?」
予感はしていたものの、本当に当たると驚いてしまって私は食事中だというのに腰を浮かせて前のめりになる。
「す、すみません、行儀の悪いことして、嬉しくて」
ハッとわれに返って真っ赤になりながら腰を戻して縮こまる。
「あはは、君がそんなに喜ぶなんて思わなかった。けど、これだけは言っておく、別に川野君を贔屓目に見て決めたわけじゃない。俺との相性やビジネスに取り組む姿勢、誠実さを考慮して決めた結果だ。それに、君にも聞かせてあげたいくらい、彼のプレゼンは素晴らしかったよ。もう一度聞きたいくらいだ」
水城さんは満足げに頷いてワインを口に運んだ。
ああ、よかった! 優香、幸せになるんだよ。本当によかった。
「素晴らしかった、と言えば……」
品書きの紙を見ながら、胸を弾ませていると早速前菜が運ばれてきた。
周りには店のスタッフ意外誰もいない。まるで、ふたりだけの世界だった。
こうして、水城さんと何度か食事をしてきたけれど、彼と一緒に食べると一層美味しく感じることができる。
「そういえば、さっきプレゼンの採用結果は水城さんの中で出てるんだろうって、父が言ってましたけど、あれって……」
水城さんと父の会話に割って入ることができなくて、聞いていることしかできなかったけれど、私の“もしかして?”の予感が当たって欲しいと願いながら彼に尋ねる。
「ああ、本当に有坂社長には申し訳ないけれど、俺は今回川野君の会社の案を採用しようと思う」
「ほんとですか!?」
予感はしていたものの、本当に当たると驚いてしまって私は食事中だというのに腰を浮かせて前のめりになる。
「す、すみません、行儀の悪いことして、嬉しくて」
ハッとわれに返って真っ赤になりながら腰を戻して縮こまる。
「あはは、君がそんなに喜ぶなんて思わなかった。けど、これだけは言っておく、別に川野君を贔屓目に見て決めたわけじゃない。俺との相性やビジネスに取り組む姿勢、誠実さを考慮して決めた結果だ。それに、君にも聞かせてあげたいくらい、彼のプレゼンは素晴らしかったよ。もう一度聞きたいくらいだ」
水城さんは満足げに頷いてワインを口に運んだ。
ああ、よかった! 優香、幸せになるんだよ。本当によかった。
「素晴らしかった、と言えば……」



