「プレゼンが無事に終わったら、君とふたりで食事をするつもりだったんだ。店内貸し切りでね。今日、提供した新メニューを君にも食べて欲しくて、俺からのちょっとしたサプライズだな」
ほんの少し落とされた照明の中、火が灯されたキャンドルの灯りがテーブルの上で揺らいでいる。昼間とは打って変わって大人っぽいムードに包みこまれる。
「嬉しいです。ふたりで食事ができるなんて思ってなくて、ほんと、サプライズですね」
気分が一気に高揚して水城さんに微笑むと、彼は少し照れたように笑った。
「それに、ちゃんと君に言おうと思っていたことがあって……」
「え?」
「この店は俺の原点で、すべてなんだ。そんな場所で……あ、いや、こういうのはタイミングが大切だな、とりあえず乾杯しよう」
なにを言いかけていたのかわからないけれど、水城さんはワインボトルを手にして私のグラスに注いだ。
貸し切りだけに、私と水城さんの声しかしない。殺風景にならないようにさりげないカンツォーネが店内に流れている。
新作のメニューはエビと旬のきのこのマリナータ、エリンギの香草フリット、そしてメーンはアサリのボンゴレビアンコスパゲティで、デザートはトルタチョコラータ、いわゆる中身がとろっとしたフォンダンショコラだ。
ほんの少し落とされた照明の中、火が灯されたキャンドルの灯りがテーブルの上で揺らいでいる。昼間とは打って変わって大人っぽいムードに包みこまれる。
「嬉しいです。ふたりで食事ができるなんて思ってなくて、ほんと、サプライズですね」
気分が一気に高揚して水城さんに微笑むと、彼は少し照れたように笑った。
「それに、ちゃんと君に言おうと思っていたことがあって……」
「え?」
「この店は俺の原点で、すべてなんだ。そんな場所で……あ、いや、こういうのはタイミングが大切だな、とりあえず乾杯しよう」
なにを言いかけていたのかわからないけれど、水城さんはワインボトルを手にして私のグラスに注いだ。
貸し切りだけに、私と水城さんの声しかしない。殺風景にならないようにさりげないカンツォーネが店内に流れている。
新作のメニューはエビと旬のきのこのマリナータ、エリンギの香草フリット、そしてメーンはアサリのボンゴレビアンコスパゲティで、デザートはトルタチョコラータ、いわゆる中身がとろっとしたフォンダンショコラだ。



