「水城君、娘をよろしく頼むぞ」
「はい。必ず幸せにすると誓います」
まるで結婚の許しを得るような感じがして、なだかこそばゆい。
水城さんの言葉に安心した父は秘書の待つ車へ乗り込むと、窓越しに軽く手を振って去って行った。
「はぁぁ……」
思わず声に出して息を吐きだし脱力する。今まで張り詰めていたものが一気に身体から抜け出るみたいだ。
「結果オーライってとこだな」
ずっと私の肩を抱いてくれていた手に力が込められて、私も笑顔になる。
「水城さんが口添えしてくれたおかげです。私、ひとりだったら……きっと父の理解を得られなかったかもしれません。今まで散々言われてきて、あんな風に笑った父を見ることができたのも全部……ありがとうございます」
私がそう言うと、水城さんはふるふると首を振った。
「君のピアノが結果的に有坂社長の心を解きほぐしたんだ。元々、根はいい人なんだよ。そこだけは昔も今も変わってない。店を立ちあげたときのことを思い出すよ」
水城さんは懐かしそうに目を細めてやんわりと口元に笑みを浮かべた。
「はい。必ず幸せにすると誓います」
まるで結婚の許しを得るような感じがして、なだかこそばゆい。
水城さんの言葉に安心した父は秘書の待つ車へ乗り込むと、窓越しに軽く手を振って去って行った。
「はぁぁ……」
思わず声に出して息を吐きだし脱力する。今まで張り詰めていたものが一気に身体から抜け出るみたいだ。
「結果オーライってとこだな」
ずっと私の肩を抱いてくれていた手に力が込められて、私も笑顔になる。
「水城さんが口添えしてくれたおかげです。私、ひとりだったら……きっと父の理解を得られなかったかもしれません。今まで散々言われてきて、あんな風に笑った父を見ることができたのも全部……ありがとうございます」
私がそう言うと、水城さんはふるふると首を振った。
「君のピアノが結果的に有坂社長の心を解きほぐしたんだ。元々、根はいい人なんだよ。そこだけは昔も今も変わってない。店を立ちあげたときのことを思い出すよ」
水城さんは懐かしそうに目を細めてやんわりと口元に笑みを浮かべた。



