その後、大和さんが警察を呼んでくれて、犯人を連行してもらい、私も大和さんも夜遅くまで事情を聞かれた。

翌日、私は休みをもらい、病院に連れていかれた。

大したことはないけれど、私がかなり抵抗したため、体中に打撲による痣や何で擦ったか分からない擦過傷が残っていたから。

この診断書も証拠のひとつになるんだそうだ。



日曜日まで出張のはずだった大和さんは、スケジュールを無理矢理前倒しにして、仕事を早く終わらせ、私を驚かせようと内緒で帰ってきたらしい。

だから、私が飲みに行くと連絡した時も、早めに帰るようにとメールしたんだそうだ。

それにしても、大和さんが帰ってきてくれて良かった。