「キキ。気にするな」
「うん分かってる」
周りの声に屈しず堂々と歩き遂げた。
1つ目はクリアすることができ、透たちも2回戦に進出した。
次は衣装の説明を2ヶ国語で説明するという内容だった。
次の試練までは少し時間があるため控え室に戻ることにした。
「2人ともおつかれ」
「おつかれ」
「すごい良かった!最高」
「うん!でもさ、透先輩たちのペアすごくない?」
「あー、女の方は読モでしょ?」
「やば。でもなんとなくイラつくから勝ってね」
「ハイハイ」
汗を拭きメイクを直す。
2回戦が始まるまでステージ横の椅子に座ることにした。
緊張感漂い空気が重い。
それに加ええ鬼輝の隣は透が座っている。
「……」
「……」
2人は顔を合わせることも無く静かに前を見ていると。
「鬼輝さん?だっけ」
「?はい」
「初めまして。私は透と同じクラスの桃です」
話しかけてきたのは透と同じペアの読者モデル 桃だった。
「前から気になってたんだけど、その髪って地毛?」
「あーよく聞かれます。地毛ですよ」
「へー、そうなんだ。なんか気持ち悪い」
「き、気持ち悪い?」
「おい、お前。調子に乗るなよ」
「あら?先輩に向かってその口の利き方?」
そうだ。
桃は、学校一性格がひん曲がっている。
それも女子に対してだけ。
誰もが冷たい目で見る中、反抗してくれたのは希音だけ。
「希音。いいから」
「ダメだ」
「あれ?二人ってできてるの?」
「違う」
「そう?そう見えないけど」
「おい、やめろ」
「希音。みんな見てるから、気にしなくていいから」
「鬼輝ちゃん、私のこと嫌いになった?そんなことないよね?桃のこと誰も嫌いじゃないもん」
「……」
「嫌い」
「え?」
「俺は嫌い。お前みたいなやつと一緒にペアとか反吐が出るんだけど。まじ喋るのも辞めてくんない?」
「透?」
いつもは優しい口調でみんなから好かれていた透の口から毒舌なことばかりが出て周りの人は動揺が隠せなかった。
もちろん鬼輝もだ。
その場が凍りつく中、涙目の桃はそれ以上口を開くことは無かった。
そんなムードの中でも2回戦は始まり、もちろん鬼輝と希音のペア。
そして透たちのペアも何とか最終ラウンドまで進出することが出来た。
最終ラウンドは、他のチームの衣装と交換してその衣装を着こなすという簡単なルール。
はこの中にあるくじを引き誰と交換するのかを決める。
希音、鬼輝ペア→透、桃ペア。
残りの2ペアが交換することに決まった。
『さて、まず初めにそれぞれには用意した洋服に着替えてもらいます。
みなさんが着替え終わった時点で、30分がスタートします。時間内にメイクなども終わらせ1番出来がよかったペアの方が今回の優勝者です。』
出場者全員がスウェットに着替え最終ラウンドがスタートされた。
もちろん交換したのだからサイズは合わない。
「まって、桃先輩の小さい」
「俺はピッタリだ」
「何これ?鬼輝ちゃん、でかくない?」
「希音と同じサイズか」
「うわっ。胸の大きさ見せつけられてるみたい」
「ふっ、お前小さいもんな」
「透、五月蝿いよ」
「希音どうしよう。こんな短いの着れないよ」
「大丈夫、結構合ってるよ」
「そう?」
「うん。じゃぁ、俺メイクに入る」
「私も」
30分を知らせるタイマーがなる。
『今回の優勝は……希音、鬼輝ペアです!』
会場は、大きな拍手で包み込まれた。
クラスには大量のお菓子と遊園地のチケットが配られた。
また、2人には雑誌の表紙を飾ることになった。
鬼輝は、短かったドレスのスカートを上のカッターシャツで隠すように出し、わざとベルトをつけてワンピースのようにした。
胸元は開け、髪は濡髪でオールバック。
メイクはゆるい赤を使い、りっぷも強調しない赤リップをつけた。
希音は、透の来てたように着用し、ズボンの中にシャツを入れジャケットを羽織った。
胸元のボタンをふたつ開け、袖のところからはカッターシャツをはみ出よように伸ばした。
髪型はストレートにし、メイクは奥深い感じに仕上げた。ら
もちろん透の着こなしもよかったが、桃が着物を着こなすことがあまり得意ではなかった。



