「ちょっとお父さんっ」 母さんからタオルを借りてこぼしたコーヒーを拭く父さん。 母さんに「ごめん」と言ってから、僕らの方を――美結の方を見て来た。 「俺の彼女って……美結ちゃん、想と付き合ってるってこと……?」 「はっ、はいっ」 緊張した様子で答える美結。 父さんは険しい顔になる。 「美結ちゃん、考え直すんなら今のうちだよ……! 想は、成績はいいかもしれないけど、天然ボケがど天然過ぎて絶対絶対、苦労するよ……!」 え。