「えー、まだ先じゃん。さっきの詫びに教えろ!」 引かない小唄。 「俺も気になるなー。想のヒミツ。尚哉と塚原は知ってるんだ?」 東輝まで乗って来た。 「想の秘密って言うか、碓氷家のヒミツだよね……」 美結が僕を見上げながら言う。うん……。……うーん。 「……わかった。二人には色々迷惑かけてるし、先に教える」 「なになに?」 「今日、うちに来て」