「美少女?」 後輩にそういうのっていたかな……僕は美結以外どうでもよかったから、よくわからない。 「うん。……どうしよう美結……っ。尚に振られちゃうかも……っ」 「玲奈……」 「なんで、私ばっかいつも……尚のこと、好きで……尚、私に飽きたんなら、そう、言ってくれればいいのに……っ」 とうとう新垣は、膝を抱えて額を押し付け、僕らから顔を逃げさせた。 「……玲奈、尚に、妬かせてみる?」