ずっと君に、恋をしている。 【ママの手料理 番外編】

「お前何変な事言ってんだよ、俺男だぞ?…とにかく行ってくるわ」



鼻の奥がツンとして、秒で視界がぼやける。



彼はまだこちらを向いていて、本当は玄関の扉が閉まるまで彼の姿を見ていたいのに。



「っ………!」



どうやら今日は、無理そうだった。



慌てて後ろを向いたけれど、もしかしたら琥珀からも見えてしまっていたかもしれない。



我慢出来なくて零れた、俺の涙を。





振られたのか違うのかも分からないけれど、それでも。



(ああ、やっぱりおかしいのかな………?)



(琥珀の事好きでいちゃ、駄目なのかな………?)



告白する前から感じていた、悔しくて、悲しくて、辛くて、苦しくて、それでも彼を愛する気持ちは、何も変わらなかった。