反対の手をはのんの腰に添えて、その気にさせようと頑張る俺。
期待値があがってしまって、もう自分では収拾つかないくらいになってしまった。
心臓バクバクいってる。
経験ないわけじゃないし、むしろ今までさんざん遊んできたわけで……。
でも、こんな、おかしいくらいに誰かに触れたいって思うのは初めてだ。
普段の俺ならもっとスマートに誘えたはずだけど、どうしてか上手くいかない。
サカッてるみたいでダサいし……。
けど、もうほんとに我慢、限界。
「なあ、はのん」
「……だめ」
「……なんで?」
「……」
焦らされてどうにかなりそう。
余裕なくて、思わず言ってしまう。
「りょーくんとはやったんだろ?」
言ってスグ、ちょっと後悔する。
はのんにとっては軽々しく触れていい部分じゃないし、俺の傷も同時にえぐられる。
……とか思ってたら。
「今日、生理なの……!」
赤い顔をさらに赤くして、はのんは俺を突き飛ばした。
相変わらず、こういうときだけ馬鹿力。
後ろにのけぞった俺を見て、やってしまったという顔をする。



