「心配すんな。そこまでハネてないから」
「ええっ…ほんと?」
「うん。だから俺のこと見て」
ずらした視線を恐る恐るといった感じで戻したはのん。
ウッ、不安そうな顔もだめだ……。
今はどんな表情されても胸にくる。
今度は自分が逸らしてしまいそうになる。
平常心?
無理じゃねぇ?
「中島くん、どうしたの?」
「……」
お前が!
俺のベッドで寝てたりするから!!
違うこと考えねぇと。
……そうだコーラ。
コーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラコーラ……
「中島くん、大丈夫?なんか具合わるいの……?」
うつむいてたからか、心配そうにのぞきこんでくる。
「……コーラ……」
「え?……コーラなら、机の上にあるよ」
あー違う。そうじゃないんだ……。
「……はのん」
「なに?」
「……手、出していい?」



