家に着いた私たちはお父さんも帰ってきたので4人で夕飯を食べた。

「咲野君だっけ?
あの子イケメンね!」

お母さんはとてもうれしそうに言った。

「そうだね・・。」

私は呆れ気味に言ったけど、
少しうれしかった。

お母さんが咲野君のことをイケメンって言ってくれて・・。

「そういえば、俺、結愛と付き合ってる。」

翔大はいきなりお父さんたちに結愛と付き合ってることを話した。

でも、きっと翔大のことだからずっと考えてたんだろうな・・

「「えーー!!!」」

お母さんとお父さんが叫ぶ。

「翔大が結愛ちゃんと付き合ってるの!?」

お母さんは信じられないのか、私の顔を見て言った。

「付き合ってるよ!
結愛も結構前から好きだったんだって!!」

私は翔大の顔を見ながら言った。

翔大の顔が徐々に赤くなっていくのが面白かった・・・

「花は恋愛疎そうだもんね!!」

お母さんがからかって言った。

もう!!

お父さんもうなずいてるし!!

「いや、ほんとに!!
マジで鈍感だよ!
花は」

翔大まで便乗して!!

「うるさーい!!」

私は思わず叫んだ。

そのあとも私たちは恋バナで盛り上がった。