「おばさん。
母さんが亡くなった日のことくわしく教えて・・。」

「いきなりどうしたの・・?」

おばさんはとても驚いてるようだった。

そりゃあそうだよな。

いきなり聞かれたら・・

でも、今は理由は言いたくなかった。

「いや・・。」

「春香さんが亡くなった日はね・・」

春香さんというのは俺の母さん。

おばさんは俺の思いを察してくれたのか何にも聞いてこなかった。

「前に、その日具合が悪くて病院に行ったって話はしたわよね・・。」

そのことは知ってる。

俺も花も・・

「その日のうちに、急変して春香さんは亡くなったんだけど・・。
その話には実は続きがあるの。」

「続き?」

俺が聞いていたのはここまでだった。

なんだろう・・

俺は少し不安だった。

父さんが言わなかったってことはあんまりいいことではないはずだから・・