日曜日・・。

目が覚めても、私の心は暗いままだった。

ある程度の準備を済ませてリビングに行くと・・。

そこには、部活に行く装いをした翔大が朝ご飯を食べていた。

「おはよう・・。」

「おう!おはよう!
今日、結愛と映画観に行くんだって?」

「知ってたんだ・・。
そうだよ・・。」

どこまで知ってるかわからなかったから、一応川瀬君のことは触れないで置いた。

「あれ・・?
花は行かないの?」

いきなり、お母さんがそう聞いてきて私は何が何だかわかなかった。

「えっ、どこに?」

私がそう聞くと、

「母さん!!」

翔大はお母さんに向かって怒るようにそう言った。

私は翔大とお母さんが何を言っているのかよくわからなかった。

「あっ、ごめん・・。」

お母さんもなんかすごい悪そうに謝ってるし・・

「お母さんも翔大もどうしたの・・?」

私がそう聞いてもはぐらかされるだけだった。