「そうなんだ。陽向はどう思ってるの?」

「俺も、父さんとおんなじ気持ち。
“あらい”先生のことを疑うことなしたくない。どんなに疑っても事実は変わらないから。」

いつもなら、陽向の言葉が私を落ち着かせてくれるけど、

今日は違った。

陽向の言葉で私の胸騒ぎはどんどん大きくなっていった。

「そっか・・。
ちなみに陽向が産まれた病院ってどこ?」

私は気になって病院の場所を聞いた。

だって、本当にそうだったら・・

「俺の産まれた病院?
俺の産まれた病院は・・」