「じゃぁどっかでお昼食べようか。
っていってもここら辺全然知らないけど・・。」

しばらくして翔大はそう言った。

「歩いてればどっか見つかるでしょ!」

翔大の言うようにここら辺は全く知らない。

でも、私は緊張から解き放たれたからか、すごいおなかがすいていた。

「そうだね!じゃぁ行こうか。花。」

「うん。」

今度来るときはお父さんやお母さんと来れたらいいな。

そんなことを思いながら私たちが、お墓を出ようとした時だった。

「あなたたち、だれ?」