「大丈夫だって!
お父さんたちは夕方には帰ってくるから。
私のことは気にしないで結愛のことを一番に考えてね!」

「・・わかった。
でも、これだけは約束して。
なんかあったら連絡すること。
父さんたちと連絡つながらないかもしれないだろ?」

こういう日こそ結愛のことだけを考えてほしいのに・・

でもここでけんかするのも嫌だから、私は翔大の約束を受け入れることにした。

「わかった。
ありがとう。
私も約束守るから、翔大も守ってよね!」

軽めに言ったけど、
今日は絶対に結愛のことだけを考えてほしい。

だって大切な記念日だから・・

「おう!
じゃぁ行ってくる。」

「いってらっしゃい!!」