紅葉が少しずつきれいになってきた頃、

10月も下旬になり、もう学校は文化祭一色だった。

私たちのクラスはコスプレカフェをやることになって、今は配役を決めていた。

主に、男子が料理を担当して、女子がコスプレをして接客することだけが決まっていた。

「この前、男子が厨房、女子が接客と決めましたが、コスプレは、全員がやるということにします。
接客の人は、特に凝ったコスプレをします。
誰が何のコスプレをするのかをこれから決めたいと思います。」

文化祭委員の子がそういうと、女子と男子で主に別れ、何のコスプレをするか話し合った。

その結果。

メイド風という大きなテーマで、

動物のコスプレ、プリンセスのコスプレが主になって、

私は猫風のメイド。

結愛はウサギ風のメイドの格好に決まった。