「なんだ? 結蓮。俺と白がお似合いか?」 「馬鹿じゃねーのかお前は」 振り向かずに黒を一刀両断したが、結蓮は更に顔を紅くさせた。 「……結蓮……」 がくっと肩が落ちる。 どうやら黒は正解を言ってしまったらしい。 「あ、私は腐ではありませんからっ。た、大変失礼を申し上げますが、白桜様の透けるようなお美しさがまこと女性のようで……そ、そういう意味でお似合いだということですっ」 どういうことだ。 隣の黒藤は、くつくつと笑っている。 こいつは意味がわかっているらしい。悔しい。