生意気オオカミの虜 →→ 凛編。


産まれてから羽奈をいつも追いかけてた。

兄貴の頼は別として、羽奈をずっと見てきた。

たまに頼にすらムカついてたんだ、羽奈のとなりにいつもいるから。



「 凛、そろそろ帰りなよ 」

「 は~……… 羽奈は冷たいよな 」



座る羽奈の背中に背中をくっつけ合わせて、頭を後ろへコツン。

しまいには互いに後頭部を当てつけるんだが、羽奈が俺に敵うわけない。

タイミング見て突然退いて、後ろへ倒れる羽奈を見下ろすのは好きだ。



「 …っ、ぅわ!」


俺を睨む羽奈が可愛い。


「 凛~! 」

「 俺の勝ち 」

「 凛のガキ 」

「 はいはい、ほら手出せ 」



羽奈を起こすため手を久しぶりに掴んだ。


あれ… こんな小さかった?


「 よい、しょー… っ!? 」


お…… おい……



羽奈を起こそうと一気に引っ張り反動がついて羽奈が俺に…

俺の肩に羽奈の顔が。



うわ… っ。


「 ごめーん、凛てば強く引っ張るから~ けどあんたも男なんだね、まだまだだけど 」


今……

何も反論できねぇ。

羽奈が俺にくっついてるし……

俺より小さい?

腕にスッポリ入るじゃねーか。



「 お!凛、ちょっと背伸びた?いったいどこまで伸びるの~ 」



羽奈が俺の目線下にいる。

ヤベェ…… 可愛いっ