「こんにちは!」


「お、咲雪ちゃん。

 前の写真とは違う服なんだね?」


「はい。

 クラスメイトが頑張って作ってくれました。」







「ちょ、将輝!それはひどくない!?」


「うるさい。

 一度地獄の底まで落ちて

 帰ってこないどころか

 永遠に彷徨っててください。」


「それ俺に死ねって言ってるよね!?

 なんかいい感じに

 遠回しにしたつもりかもだけど

 なってないよ!?」



…なんかイブさんとショウキさんがもめてる。


ショウキさんいつもの爽やか笑顔なのに

言ってることがえげつない。



「営業妨害になりかねないので

 永久に黙っててください。」


「だーーー!!!!」


あ、イブさんが負けた。




ってイケメンのけんかを見てる場合じゃなかった!


Lead Sのメンバーに軽く会釈してから教室に戻る。



「諒くん!」


「あ、おかー。」


「みんな今並んでくれてるよ。」



「あー、イブさんの声は聞こえてた。

 誰が来てんの?」


「イブさんとショウキさん、

 つづるさんの3人。」



「ふーん。あ、宣伝ありがとな。

 だいぶ客増えたわ。」


「そ?ならよかった。」




「すいませーん!」


「はーい!」



お客さんに呼ばれてそのテーブルに向かう。


「写真お願いしまーす!」


「はい!」



お客さんのスマホで写真を撮ってもらう。