「吉村。
もう少し控えめにできなかったのか?」
「えー?
だって甘ロリだし
お人形的かわいさのが合うでしょ?
実際超かわいいし♪」
「かわいくしすぎた。
何もしなくても目立つ見た目なんだから
もうちょい手を抜けよ。」
「へっ?」
これ、変じゃないの…?
高い位置でツインテールにされた、
ヘアアイロンで巻かれてふわふわの髪を触る。
「諒くん…。これ、変じゃない…?」
おずおずと聞けば、ふんわりと微笑んで答えてくれる。
「変じゃないどころかかわいすぎだから。
今日と明日オレから離れたらお仕置きな。」
「えへへっ。うん!」
かわいすぎと言われた嬉しさと
今日も明日もずっと一緒にいられる嬉しさがWで襲う。
さっきまで嫌だったツインテールとメイクも、
もう気にならない。



