欠けてるあなたが大好きです。


「つづるさん。」


「ん?どーした諒くん。」



「オレ、咲雪と付き合うことになった。」



「へ〜、そうなんだ……ってえぇぇ!?

 まじ!?」


「まじ。」



なっ?と言いながら諒くんがわたしの方を見る。


こくん、と頷いて見せると、

つづるさんがフリーズした。




「よし。

 ちゃんと報告したし、飯行くか。」


「え?

 あれ、あのまんまでいいの?」


固まったつづるさんを指差す。




「知らね。

 …ショウキさん行ってくるっす。」


「はいはーい。」