「オレっす。入っていいすか。」
「いいですよ。」
カチャッと軽い音がしてから、ドアを開けて入る。
「お邪魔します…?」
続いて入ると、プラスチック製のイスと
机がある少し広めの部屋だとわかった。
休憩所に個室って普通ある…?
財閥の人が作ると個室あるのが
当たり前になるのだろうか…。
「荷物置きに来たんですか?」
「まぁそんなところっす。」
ショウキさんはスマホを片手にくつろいでいた。
「咲雪さんも。
ここが僕達の合流場所になるので、
よろしくお願いしますね。」
「は、はい…!」
ショウキさん、常にここにいるんだろうか…?
疑問に思ったけど、
ショウキさんならあり得るな、と勝手に納得する。



