「つか早く入ろうぜ!

 せっかくこんないいとこ来たんだからよ。」


「あー、うん。」



「なんだその微妙な反応。」



「パーカーどうしよ…。」



一応濡れてもいいやつだけど、

泳ぐとき邪魔になりそう…。





「ショウキさんに預ければ?」


ついてこいよ、と言いながら歩き始める諒くん。



後ろを歩いていくと、大きな建物につく。



そこは休憩所のようで、

たくさんの人がレジャーシートを広げて

場所取りをしている。



その中を突っ切り、

奥にあるドアを諒くんがノックした。