ドクドクと血が溢れ、あたりを真っ赤に染めていく。
心が痛いなんて微塵も思わない。
これでいい。
これでいいんだ。
「…案外分かりやすい男だったな。こいつ」
宮瀬はバカにしたように言い、貫田さんの血まみれのジャケットを漁る。
もう息はしていない。
…ホントに死んだんだ。
初めて心から人の死を望んだ。
初めて殺してくれって叫んだ。
貫田さんを許すことができなかった。
「あった」
宮瀬はジャケットから小さな鍵を取り出してあたしの手枷を外してくれた。
やっと楽になった。
やっと解放された。
「安心するのはまだ早い」
……。
そうだ。
宮瀬がここへ来た理由がまだ分かってない。
心が痛いなんて微塵も思わない。
これでいい。
これでいいんだ。
「…案外分かりやすい男だったな。こいつ」
宮瀬はバカにしたように言い、貫田さんの血まみれのジャケットを漁る。
もう息はしていない。
…ホントに死んだんだ。
初めて心から人の死を望んだ。
初めて殺してくれって叫んだ。
貫田さんを許すことができなかった。
「あった」
宮瀬はジャケットから小さな鍵を取り出してあたしの手枷を外してくれた。
やっと楽になった。
やっと解放された。
「安心するのはまだ早い」
……。
そうだ。
宮瀬がここへ来た理由がまだ分かってない。



