急いでご飯を食べ自分の部屋に戻って、封を切ろうとハサミに手を伸ばす。


「……」


何が書いてあるんだろう。


今読んでも良いんだろうか。


あたしの心は…平静を保っていられるんだろうか。


開けるのが怖い。


読むのが怖い。


「…ダメだ…」


ハサミを持つ手が震えて封を切れない。


まだ早いのかもしれない。


もっと心が落ち着いてから…。


いつになるかは分からない。


でも、今じゃない。


今は読めない。


「…ふぅ…」


読めるようになるまで、これはしまっておこう。


いつになるか分からないけど…。


きっと読める日は来る。


ううん。


来るように努力しなきゃならないんだ。