「思う存分遊ばせてもらおうか」


気持ちの悪い笑みを浮かべ、男はあたしの上へ跨がる。


「…やめて」


手を拘束されているあたしにできる抵抗なんてたかが知れてる。


男を睨み付けることくらいしか術がないんだ。


「いいねぇ。もっと抵抗しろよ」


男の右手には冷たい色のナイフ。


そのナイフを器用に回し、あたしの恐怖を煽ってくる。


あたしなんて所詮武器がなければ何もできないんだ。


だったら抵抗するのはやめよう。


コイツの望み通り抵抗するのは癪だ。


「…好き勝手遊べば。あたしは構わない」


経験人数で言えばコイツなんて何十分の一にすぎない。


それがレイプだっただけ。


別にあたしはすでに汚れてるからもういいんだ。