俺がどれだけキミに夢中で、四六時中側にいて触れていたいか、亜沙美はまるでわかっていないようだ。


服部先生から彼女たちの可愛い
計画を聞いて、俺の顔はますます綻ぶ。

俺はあえて彼女の行動に気づかないふりをして、甘く優しく今まで以上に亜沙美を溺愛する。

とりあえず、我慢することはやめだ。

お互いにこれほどまでに引かれ、求めあっているのだから…。



服部先生に追求されて、あっさり秘密を漏らした高橋さんにはいささか同情した。

…そういうところが、彼は以外と意地悪だ。

亜沙美とお揃いの下着を購入したと聞き、ちらりと彼女を盗み見てちょっとだけ…想像しかかって…
案の定、すぐに服部先生に蹴り飛ばされた。

「さてと…ちょっと院内を散歩してきますね」

にこやかに微笑み、外科をあとにして今日も俺は口腔外科に向かう。

「あいかわらずストーカーたな」
あきれる服部先生を無視して、俺の日課となる院内散歩。

白衣姿の家では見れない、キリッとした仕事中の彼女を盗み見るために…。