「で?お前は。
こいつと違って相当遊んでるんだろ?
実習の時からお前ら有名だったからな。

佐久間は来るものは拒まない。
同じ女とは二度と寝ないだっけ?
仕事やりづらくなるからここの女にはやたらに手ぇだすなよ?
本気ならかまわないが」

どうやら湊も気に入ったようだ。

湊はにっと笑うと

「ここの女の子には手出しませんから安心してください。
俺、他の科に好きな女いるんで」

「はぁ!?誰だよ!」

湊の言葉に俺はすぐにくいついた。

「ふーん、腔外の美人だろ?
いい趣味してるなお前」

ニヤニヤ笑う先生に湊は驚き、俺は誰だかわからず首をかしげた。


「まぁとりあえず早く落として彼女にしてくれ。
…俺が気ぃ抜けやしない」