「すみません、お邪魔してもいいですか?」

「直ぐに伺えなくてすみません」

二人してすまなそうに頭を下げるが、先生は別に気にしているそぶりもなく

「あぁ別に俺に気なんか使わなくてかまわない。
あっちで若いナースたちと楽しんでこいよ。
こんな機会はそうそうないからな。
気に入ったコ見つけて仲良くなるいいチャンスだぞ。」

普段は厳しい先生がはじめて俺たちに笑顔を見せて

「ほら待ってるぞ。
行ってこいよ」

とくいっと顎をしゃくった。