そっと布団を抜け出して、シャワーを浴びるためにお風呂場に向かう。

鏡を見ると、身体中いたるところに赤い痕がたくさんあり、昨夜のことを思い出して顔が熱くなる。

ドギマギしながらシャワーを浴びていると、浴室の扉が開いて先生がスッと入り込む。

「なっ!!
はっ入ってこないでください!!

いやーっ!!
だめだめぇ!!無理ーっ!!」

背中を向けると後ろからぎゅっと抱き締めてくる。

「今さら恥ずかしがることないだろ?

昨日たっぷり隅々まで見てるし触ってるし」

「隼人がよくても、わっ私が見てないんです!」

「えっ?」

「私が見てないの!隼人の裸…」

隼人が吹き出して更にぎゅうっと私を抱き締めた。

「じゃあじっくり見たら?
どうせ一生俺だけを嫌でも見続けるんだから」

そう言うと正面から私を抱き締める。
ぎゅっとつぶっていた目をそっとひらき、私は少し背伸びをした。
先生の鎖骨辺りに唇をつけると、きつく吸い上げて赤い印をつけた。