帝王切開での出産が決まり、葵の身体にメスをいれてしまうことが申し訳なくて項垂れる俺に 「虎太朗、きっと私たちによく似た男の子と女の子だよ。 ふふっ、たのしみだね。 二人も一度に来てくれるなんて本当に嬉しい。 元気に、無事に生まれてきてくれればいいの。 虎太朗、私は大丈夫。 早くこの子たちに会いたいなぁ」 柔らかく微笑んだ葵はすでに母親の顔で、俺はちょっとだけこいつらに嫉妬する。 俺だけの葵がとられたことに…。